*自分と世界を変えるための読書と音楽*

書籍、曲のレビューが主になります。流行っているものだけでなく、これからの時代を生きていくために必要なこと、未来のことを考え、備えることができるブログにしたいと思います。読んでくれた方と一緒に考えることができれば嬉しいです。

恥ずかしかった話 前篇

その日、僕は合コンへ参加した。

参加するのは2回目であまり慣れていない。

3対3の合コンだった。

 

こちらのメンツは僕の他に会社の同期Aと後輩B。

僕とAは駅で待ち合わせをしてお店へ向かった。

Bに現在地を聞くと、既にお店だと言う。

 

お店は地下にあり、中に入ると鉄筋コンクリートの壁に薄暗い照明がおしゃれなお店だった。

入ってすぐ左側のテーブルには、奥に女性が3人並んで座り、手前には男が一人座っていた。

この席だな、とすぐにわかった。

 

手前の男、後輩Bは振り返ると緊張した顔をして、待ってました、この状況は辛いです、と目で訴えてきた。

 

Aが奥、僕は真中の席につき、ハートランドを注文した。

 

乾杯し、自己紹介をする。

女性陣はごく普通の会社に務める会社員だった。

右端に座るCは僕より一つ年上で好みではないけれど愛嬌がある顔だった。

ちなみに胸は一番大きかった気がする。

左端に座るDは僕より一つ年下で少しふっくらしていた。

正直あんまり記憶にない。

僕は正面の子Eが一番タイプだった。

暗めの茶髪に長さは肩くらい。

若干の面長の顔に目は二重、薄い唇。

ふわふわした雰囲気。

 

その場は白けない程度に盛り上がり、連絡先も交換して、二次会へ行った。

会場はバーだ。

二次会ではEの隣に僕が座った。

たぶんEも僕のことを意識してくれていた気がする。

隣の席のためEとの顔が近く、話すとき少しドキドキした。

 

飲み物を注文しようとメニューをみたけれど見慣れないお酒ばかりでよくわからなかった。

困った僕たちは面白そうな名前のお酒を注文することにした。

二次会会場は混んでいるためか、なかなか飲み物が来なかった。

お酒が届くと僕らは回し飲みをして飲み比べをし、感想を言い合った。

どれもあまり美味しくなかった。

 

終電の時間が迫ってきたため、お店を出て解散した。

帰宅の途中、僕はそれぞれにお礼のラインを送信した。

 

 

つづく。